就労に関する企業対象アンケート調査結果151031
2015年10月31日現在
「60歳以上のシニア世代・若年者の採用について」
アンケート結果のまとめ
1 回答状況 10/31現在 依頼社数:1、700社 回答社数:141社
2 製造業区分 建設・土木:16% 輸送用機器:9% 金属・鉄工・非鉄:9% 食品:7%
3 60歳以上のシニア世代の採用について
①採用予定有りは36%であった。
②採用形態はフルタイム雇用が23% 短時間雇用が19% とフルタイム雇用が予想以上に多く、中堅企業の
労働力不足が伺われた。また、派遣会社との契約希望は0.7%と極めて少ない。図表1
③希望される部署としては、技術者・開発者23%、及び一般技能者22%が圧倒的に多く、製造業の技術者・技能者不足
が浮き彫りにされた。一方営業職や非技術系専門職は夫々実に7%と希望が少ない 図表2
④採用する目的では熟練工の職場戦力23%、技能指導者21%、若手の技術力支援21%の3項目が殆どを占め、技術系
の需要が多いものの、新規顧客開拓や経営・人脈づくり支援等の希望は殆ど無かった。図表3
4 若年者の採用について
①97%の会社が採用を希望しており、新卒雇用86%、中途採用79%といずれにしても若年者の採用を希望している。
但し派遣会社との契約は16%と意外に少なかった。図表4
②希望される部署はシニア世代のものと異なり、営業職が62%と1位を占め、次いで技術者・開発者48%、一般技能者が40%であり、
技術系もさることながら若い営業マンが切望されている。また管理者候補生も31%あり、将来を背負う人材も必要としている。図表5
③若年者に望む資質については、学ぶ力・積極的に知ろうとする意欲75%、チャレンジ精神60%、責任感57%が上位を占め、人間関係、
報告・連絡・相談を大きく上回り、全般的に前向き志向の人材が嘱望されている。図表6
見えてきた実態や個々の企業の考えていることなど、この情報から得られた課題を深め、シニア世代、若年者への支援活動を活発に行っていきたい。
以上